FINE™/Turbo & FINE™/Design3D 15.1 国内公式リリース

FINE™/Design3Dの最適化ワークフローの操作性の向上と、FINE™/Turboに新しい壁面距離計算アルゴリズムの追加
FINE™/Design3Dの最適化ワークフローの操作性の向上
Concepts NRECの設計システムAxCent®の統合の一環として、AxCent®出力パラメータが使用できるようになります。曲率、面積、およびスロートの計算など、ターボ機械の幾何学的解析は、FINE™/Design3Dで実行し、最適化することができます。
また、FINE™/Design3Dのレイアウトが改善され、何千もの入力パラメータを持つプロジェクトを処理するために、新しいフィルタリング機能とコマンドが追加され、プロジェクト内の設計パラメータを素早く選択し、設計空間の境界を定義することができるようになりました。
AxCent®との統合性を高める新しいフィルタリング機能と設計パラメータ
プロジェクトを設定するためのユーザー入力を最小限にするために、SCREENING計算を設定するための操作の大部分が、Python™コマンドとして使用できるようになります。マクロによって行われる操作は自動的に記録され、GUIまたはコマンドラインから、SCREENING計算を生成するために使用することができます。
FINE™/Turboに新しい壁面距離計算アルゴリズムの追加
ほとんどのRANS乱流モデルでは、壁面距離の計算が必要ですが、ブルートフォース法や再帰的手法を用いて計算するには、かなりの時間を要します。新バージョンでは、ベクトル距離変換と波面伝搬を組み合わせた新しい手法により、壁面距離の計算時間を1~2桁短縮します。
新バージョンの機能を是非ご利用ください。
FINE™/Turbo & FINE™/Design3D 15.1の新機能および機能改善の概要
パッケージ全製品
- FLEXLMベースのセキュリティIDがV20に更新
- パッケージの全般的なアップグレード
- Parasolidがv32.1.222にアップデート
- Datakitライブラリがv2020.1にアップデート(Catia V5ファイルのインポート用)
- LINUXでフローソルバーのコンパイラがPGI 18.10にアップデート
- Admin Toolがv2020.1へアップグレード
AutoGrid5™
- ターボ機械軸の定義
FINE™/Turbo
- 時間進行法を用いた非定常計算で、周期境界面のメッシュを変形が使用可
- 壁からの距離の計算を短縮するFast Marching Vector Method(FMVM)
- エキスパートパラメータの新しいデフォルト値
AutoBlade™
- 翼のキャンバー 、および サイドカーブに新カーブ タイプを追加
FINE™/Design3D
- AxCent®の形状情報の出力選択、GUIで設計変数パラメータのフィルタリングが可能
- CFView™のポスト処理に使用するマクロに複数の出力を含めることが可能
- Python API
サポートOS
Windows環境
プロセッサー | 公式サポート | 32bit / 64bit |
---|---|---|
x86_64 | Windows 8.1 Professional | 64 bit |
x86_64 | Windows 10 Professional | 64 bit |
※Windows版は、クラスター構成には対応しておりません。クラスターによる並列計算を実施する場合は、Linux版をご利用ください。
Linux環境
プロセッサー | 公式サポート | 32bit / 64bit |
---|---|---|
x86_64 | Fedora Core 28 | 64 bit |
x86_64 | (K)Ubuntua 18.04 | 64 bit |
x86_64 | CentOS 7 | 64 bit |
x86_64 | Red Hat Enterprise 7 | 64 bit |
a. UbuntuのようなDebianベースのOSは、LSBが搭載されていても、LSB規格の準拠に問題があるため、ライセンスサーバーとしては推奨しません。