FINE™/Turbo & FINE™/Design3D 16.1 国内公式リリース

    日本ケイデンス・デザイン・システムズ社     国内ニュース     27.04.2021

FINE™/Turbo - Rank-Nによるノンリニア・ハーモニック法(NLH)

FINE™のユニークな機能であるNLH法による計算は、ターボ機械の設計エンジニアにとってはポピュラーな手法になりました。NLH法によって、ターボ機械全体の周期的な非定常擾乱の正確なモデリングが可能で、スピードは数桁向上します。

当初は、R/S間の流れの相互作用を対象として設計されましたが、この手法は、渦巻ポンプから多段タービンまで、あらゆる種類の回転機械の解析に非常に有効であることが実証されています。また、クロッキング効果、動翼間の影響、入口からのディストーション、流体構造連成(FSI)などへの事象も考慮できるように拡張されました。

Rank-NによるNLH法では、N個のR/Sインターフェースを通過する周期的な攪乱の影響を解析することができます。

下の例では、燃焼室から発生する周期的なホットストリークの影響を2段タービン全体でモデル化しました。全体の性能と流体による仕事に直接影響を与えています。

 

ダブルシャフト2段タービンにおける入口から出口への温度の伝搬 

 

AutoGrid5™ - bluntな翼を持つインペラ用の新しいアプローチ

ほとんどのインペラは、古典的な研削加工によって製造されています。つまり、フライス盤で切削工具を使用し、1回または複数回の切削で翼表面を形成します。この手法では、高い柔軟性と完成品の品質が得られますが、各ブレードは比較的大きなフィレット半径とトリミングされた翼断面を持つことになります。

AutoGrid5™の最新メッシュトポロジーは、バタフライトポロジーによってメッシュ品質を維持しつつ、実際のフィレット形状と翼形状を正確に再現します。インペラの後縁は、後縁の下流にあるセルの歪みを防ぐために、次のブロックと不一致接続によって接続されます。

 

FINE™/Agile - 最も効果的な設計のための最新モデルとツール

FINE™/Agile v16.1には、Concepts NRECの最新リリース(バージョン8.9)が含まれており、予備設計や詳細設計を改善するための多くの改良や修正が施されました。COMPAL®のディフューザーにおけるチョーク予測のための新しいモデルや、RITAL™の混合流タービンの設計・解析機能まで、様々なモデルが用意されています。

AxCent®とFINE™/Turboの連携は、二次流路の設計・解析機能の追加によって、これまで以上に強固なものとなっています。

 

この新バージョンをぜひお楽しみください。

 

FINE™/Turbo & FINE™/Design3D 16.1の新機能および機能改善の概要

パッケージ全製品

  • FLEXLMベースのセキュリティIDがV21にアップデート
  • パッケージの全般的なアップグレード
    • Datakitライブラリがv2020.2にアップグレード(Catia V5ファイルのインポート用)
    • Admin Toolがv2020.3にアップグレード

IGG™

  • 非構造CGNSのエクスポート

AutoGrid5™

  • 翼ジオメトリのチェックの改善
  • バタフライトポロジーを後縁がBLUNTな翼のフィレット部に適用可能
  • 非構造CGNSのエクスポート
  • CGNSプロジェクトのインポートとエクスポート

FINE™/Turbo

  • RANK-NによるNLH計算
  • 基準一般化空気力 (reference generalized aerodynamic force) が設定可能

FINE™/Design3D

  • GUIのロバスト性と使いやすさの向上
     

サポートOS

Windows環境

プロセッサー 公式サポート 32bit / 64bit
x86_64 Windows 8.1 Professional 64 bit
x86_64 Windows 10 Professional 64 bit

※Windows版は、クラスター構成には対応しておりません。クラスターによる並列計算を実施する場合は、Linux版をご利用ください。

Linux環境

プロセッサー 公式サポート 32bit / 64bit
x86_64 Fedora Core 32, 28 64 bit
x86_64 (K)Ubuntua 20.04, 18.04 64 bit
x86_64 CentOS 7 64 bit
x86_64 Red Hat Enterprise 7 64 bit

a. UbuntuのようなDebianベースのOSは、LSBが搭載されていても、LSB規格の準拠に問題があるため、ライセンスサーバーとしては推奨しません。

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NUMECA製品について

NUMECAの革新的なソフトウェアは、流体の流れと熱伝達に関するシミュレーション、設計、最適化、音響シミュレーションなどに利用され、開発コストを削減しながら、製品の優れた品質や性能を実現する目的で、多くの製品開発者、設計者、研究者の方々に活用されています。

これまで25年以上に渡り、航空宇宙、海洋、自動車、エネルギー、発電等の分野で世界をリードする大企業が、高い性能と信頼性を兼ね備え、非常に使い勝手のよいNUMECAのソフトウェアを採用し、専門性の高いサポート、コンサルティングサービスを利用しています。特にターボ機械の分野では、NUMECAのシミュレーションツールは、業界のデファクトスタンダードとなっており、世界中の企業の製品開発を支えています。