ロバスト設計最適化
不確かさを考慮した設計最適化
ロバスト設計最適化(RDO)では、運用上または製造上のばらつきを設計最適化プロセスに考慮することができます。ロバスト設計最適化では、不確かさを考慮することにより性能改善と性能安定性の2つを同時に目指します。
適用分野
繰り返し回数を制限したポンプ形状の最適化事例(動画をご覧ください。)
船舶プロペラの最適化事例
船舶プロペラ形状を用いて標準的な設計最適化(Deterministic Design)とロバスト設計最適化(Robust Design)を比較しています。どちらの設計も、元形状と比較していますが、得られた最終形状は選択最適化手法によって大きく異なっています。
平均効率の増加率はどちらの手法を用いても同じでした(+8.5%)。ロバスト設計最適化では、効率ばらつきが約17.7%減少しているのに対し、標準的設計最適化では、同じ平均効率上昇でも効率ばらつきが約2.6%増加しました。
よって、ロバスト設計最適化では、入力パラメーターのばらつき(流れの条件、形状、製造上のばらつきなど)に効率のばらつきがより安定していることが言えます。
効率の平均値:8.5%増 効率の平均値:8.5%増
効率のばらつき:2.6%増 効率のばらつき:17.7%減
船舶プロペラの最適化事例詳細はこちらをご覧ください。